【冷湿布・温湿布】何が違うの???

こんにちは♪

GWも終わり、日中は汗ばむような陽気の日も増えてきましたね。

さて、今日のブログは皆さん一度は貼ったことがあるであろう『湿布薬』についてお話ししていきたいと思います。

湿布
湿布

そもそも湿布薬とは??

整形外科で処方されたり、薬局でもいろんな種類が販売されている『湿布』ですが、どのような作用や特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

湿布薬とは…

貼付剤、パップ剤とも呼ばれています。

布地に炎症を抑える効果のある薬剤が塗ってあり、痛みや腫れのある場所に貼って使います。

塗り薬に比べて手軽でべたつかず、衣服を汚しにくいのが特長です。

その反面、長時間貼りっぱなしにするとかぶれることがあるので注意が必要です。

現在市販されているものは、やや厚みがあって、いわゆる温湿布や冷湿布と言われているものと、薄くてはがれにくいテープ剤に分けられます。


最も一般的に使われている『冷湿布』は、貼るとひやっとして熱をさます感じがするので、特に急性の炎症がある場合、たとえば打撲や捻挫など外傷に有効です。

一方、温湿布は、貼るとぴりぴりとした刺激があり、暖まる感じがするので、慢性の炎症、たとえば腰や膝の変形などからくる痛みに有効です。刺激が強いので肌の弱い方はさけた方が無難です。

テープ剤は、薄くて関節のような動く場所にも使えるのが特長です。(ベージュの薄いタイプで伸びと接着性が高い)

貼っても冷たいとか、熱い感じが少ないので、初めは物足りないかもしれませんが、有効成分は同じように皮膚から吸収されるので、効果は十分です。

冷湿布と温湿布、効果の差は?

基本的には、どちらの湿布も同じ消炎鎮痛剤を用いているので、薬としての効果は同じです。

一般的な痛みに対しては、冷感と温感の『どちらが気持ち良いか』で使い分けるのが良いと言われています。

飲み薬と違って全身に作用しない分、副作用が少なく体に優しい治療法と言えますが、不必要に貼ると副作用の危険性も出てきます。

特に喘息の方は、発作を誘発する恐れがあるので、発作が起こりそうになったらすぐにはがして下さい。

種類は豊富なので、自分に合った湿布を見つけることが大切です。

冷湿布

冷湿布にはハッカやメントール成分が配合されているため冷たく感じます。

筋肉痛やぎっくり腰・ねんざなど、急性の痛みの緩和に効果的です。
主に、炎症・痛みの抑制を狙った湿布で、抗炎症効果や鎮痛効果などが得られます。
炎症がある・腫れている・熱を持っている時は、冷たい冷湿布が良いでしょう。

温湿布

温湿布にはトウガラシ成分のカプサイシンが配合されているため温かく感じます。

肩こりや腰痛・神経痛など、慢性的な痛みに効果的です。
主に、血行の改善を狙った湿布で、血液循環の改善および新陳代謝促進をもたらし、関節・筋肉の鎮痛効果が得られます。
患部をお風呂で温めたり、撫でたりさすった場合に気持ちが良い時は、温かい温湿布がよいでしょう。

気軽に手に入る湿布薬ですが、ぜんそくの方や貼った後の患部の日焼けなど気を付けないといけない点もあります。

使用される際は医師や薬剤師の指示を守り、またご自身でもしっかり使用方法を読んでから使用するようにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。