【欧米人と日本人】身体の違いと座り方

こんにちは!

とくやま鍼灸接骨院です。

今日でお彼岸入りしましたが、まだ暑い日が続くようで身体に堪える毎日ですね。

早く涼しくなってほしいものです…。

さて、今回は日本人と欧米人とで違いがあることを話していきます。

世界的に見ても姿勢が悪く、腰痛が多いといわれる日本人。その理由は、欧米人との骨格や身体特性の違いにあるといいます。

昔の姿勢

長い営みの中で、人類は稲作などの農業活動により生活主体を形成してきた農耕民族と、狩猟によって生活基盤を築いていった狩猟民族に分かれて進化してきた。

長きにわたる文化の差は、両者の骨格の違いとして明確的に現れている。

骨盤の傾き
欧米人(左側)、日本人(右側)

日本人は、中腰で身体を前屈みにした状態で長時間田植えや農作業を行ってきたために骨盤は後傾し、身体の前面の筋肉が発達し身体の重心も前にある。

一方、狩猟民族をルーツにもつ欧米人は、狩りでより速く走ることが必要だったために骨盤が前傾。

さらに槍や弓矢を使うことで上体を伸ばす、押すという動きが自然と身体に備わり身体の後ろの筋肉が発達したといわれています。

腰の曲がった姿勢

昔の日本の農家には、腰の曲がった老人がたくさんいましたが、あれは長年同じ姿勢を続けたまま歳をとるなかで軟骨の柔軟性が失われ身体が凝り固まってしまったためといわれています。

農業をされている方の減少や機械化が進み、老人でも背すじがシャンとしている方が多いように思いますが、昔から欧米人には腰の曲がった老人はあまりいません。

なので、同じ姿勢でい続けることは体や腰に大変良くないことがわかります。

そして、骨盤の傾斜は、そのまま座りの文化にも直結しています。

骨盤が前傾気味の欧米人は座ったときに自然と骨盤が立った状態になるため、座る道具としての椅子が発達しました。

一方で、骨盤が背骨に対して直線的な日本人は、立った状態の骨盤をそのまま維持できるよう床座の文化を発達させてきたといわれています。

骨盤が倒れやすく腰痛になりやすい日本人の骨格を理解して正しい座り方を体得しましょう。

ポイントは骨盤を立てて「坐骨で座る」こと。

床座りでも椅子でも骨盤が立った状態を身体に覚えさせて、疲れ知らずの姿勢を目指しましょう。

以前も、座り方についてお話ししていますので下記をチェックしてみて下さいね🎵

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