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敬老の日に考える、いつまでも元気に歩くための身体づくり|これからも自分の足で歩くために


9月といえば「敬老の日」。

おじいちゃん、おばあちゃんに日頃の感謝を伝える日として、ご家族で食事をしたり、プレゼントを渡したりする方も多いのではないでしょうか。

そんな敬老の日に、ぜひ一度考えていただきたいのが、

「これからも元気に自分の足で歩くためには、何が必要なのか?」

ということです。

「できるだけ長く自分の足で歩きたい」

「旅行や買い物を楽しみたい」

「孫と一緒に出かけたい」

「年齢を重ねても、できることは自分でやりたい」

このような思いを持っている方は少なくありません。

いつまでも元気に歩くためには、痛みが出てから対処するだけではなく、普段から身体を動かし、歩くための身体を維持しておくことが大切です。

今回は、敬老の日をきっかけに考えていただきたい「いつまでも元気に歩くための身体づくり」についてお話しします。

「歩くこと」は当たり前ではありません

私たちは普段、何気なく歩いています。

家の中を移動する。

近所まで買い物に行く。

駅まで歩く。

階段を上る。

旅行先で観光する。

こうした日常の動作も、身体が元気だからこそできることです。

しかし、年齢を重ねるにつれて、

「以前より歩くのが遅くなった」

「長い距離を歩くと疲れる」

「階段がつらくなった」

「立ち上がるときに時間がかかる」

「最近、外に出る機会が減った」

と感じることが増えてくる場合があります。

そして注意したいのが、

「あまり動かなくなることで、さらに身体が動かしにくくなる」


という流れです。

身体を動かす機会が減ると、筋肉や関節を使う機会も少なくなります。

すると、今まで普通にできていた動作が少しずつ大変になり、「外に出るのがおっくうになる」「歩く距離が短くなる」ということにつながる場合があります。

だからこそ、元気に歩けるうちから身体を動かしておくことが大切です。

いつまでも歩くために大切な3つのポイント

では、いつまでも元気に歩くためには、何を意識すればよいのでしょうか?

特別なトレーニングを毎日行わなければいけないわけではありません。

まずは日常生活の中でできることから始めてみましょう。

①「歩く」習慣をなくさない

一番シンプルなのは、普段から歩くことです。

「歩くためには、歩くことを続ける」

当たり前のようですが、とても大切な考え方です。

例えば、

・近所への買い物は、無理のない範囲で歩いて行く
・天気の良い日は少し散歩する
・テレビを見ている時間に軽く足を動かす
・家の中でもこまめに動く
・エレベーターではなく、無理のない範囲で階段を使う

など、身体を動かす機会を少しずつ増やしてみましょう。

もちろん、長時間歩けば歩くほど良いというわけではありません。

大切なのは、

「無理なく続けられること」

です。

最初から「毎日1時間歩こう!」と頑張りすぎる必要はありません。

まずは短時間の散歩から始め、慣れてきたら少しずつ時間や距離を増やす。

そんなスタートでも十分です。

痛みがある場合や、歩くことで症状が強くなる場合は、無理をせず身体の状態を確認することをおすすめします。

②「太もも・お尻」をしっかり使う

歩くためには、足首やふくらはぎだけが重要なのではありません。

歩く、立つ、階段を上るといった動作では、太ももやお尻など身体の大きな筋肉も使います。

特に、

「椅子から立ち上がる」

という動作を考えてみてください。

椅子から立ち上がるときには、太ももやお尻などの筋肉を使って身体を持ち上げます。

そのため、日頃からこうした筋肉を適度に使っておくことが大切です。

例えば、自宅でできる運動のひとつとして、椅子を使った立ち座り運動があります。

椅子を使った立ち座り運動

①安定した椅子を用意する
②椅子の前に立つ
③ゆっくり腰を下ろす
④反動をつけずに立ち上がる
⑤無理のない回数で繰り返す
ポイントは、「頑張りすぎないこと」です。

回数を増やすことだけを目標にする必要はありません。

また、膝や腰に痛みがある方は、無理に行わないようにしてください。

「運動したほうがいい」と思っても、痛みを我慢して続ければよいというものではありません。

現在の身体の状態に合わせて、できる範囲から始めることが大切です。

③「転ばない身体」を意識する

年齢を重ねるにつれて、特に気をつけたいのが転倒です。

歩いているときに段差につまずいたり、足が思うように上がらなかったり、バランスを崩したりすることがあります。

転倒を防ぐためには、筋力だけでなく、

・足首の動き
・股関節の動き
・身体のバランス
・姿勢
・足をしっかり上げる力

など、さまざまな要素が関係します。

例えば、

「最近、小さな段差につまずくことが増えた」

「以前より足が上がりにくい気がする」

という場合。

「年齢のせいだから仕方ない」とそのままにしてしまうのではなく、一度身体の状態を見直してみることも大切です。

また、自宅の環境を整えることも重要です。

廊下や階段に物を置かない。

滑りやすいマットを見直す。

夜間にトイレへ行く場合は足元を明るくする。

こうした環境面の対策も、転倒予防につながります。

「最近あまり歩いていない」は身体からのサインかもしれません

「最近、外に出ることが減った」

「買い物に行くのも少し大変になった」

「長く歩くと腰や膝が痛くなる」

そんな変化を感じていませんか?

身体に痛みや違和感があると、自然と動く量が減ってしまうことがあります。

そして、

痛い

動かない

身体を動かす機会が減る

さらに動きにくくなる

という悪循環につながることがあります。

だからこそ、身体の不調を「年齢のせいだから」と片付けないことが大切です。

もちろん、年齢による身体の変化はあります。

しかし、

「年齢を重ねたから、何もできなくなる」わけではありません。

今の身体の状態を知り、自分に合った運動やケアを続けることで、身体を動かす習慣を維持していくことはできます。

「痛くないから大丈夫」とも限りません

身体のケアというと、

「痛くなったら考えればいい」

と思っている方もいるかもしれません。

しかし、身体の変化は痛みだけで判断できるものではありません。

例えば、

・以前より歩くスピードが遅くなった
・階段を避けるようになった
・立ち上がるのに時間がかかる
・片足で立つのが不安定になった
・長く歩くとすぐ疲れる
・外出する機会が減った

こうした変化も、身体の状態を見直すきっかけになります。

「痛くないから何もしなくていい」ではなく、

「元気に動けている今だからこそ、身体を大切にする」

という考え方も大切です。

身体の状態は少しずつ変化します。

だからこそ、日常生活の中で「以前と違うな」と感じたときに、その変化を見逃さないことが重要です。

敬老の日は「身体のプレゼント」もおすすめ

敬老の日というと、プレゼントや食事を思い浮かべる方が多いと思います。

もちろん、気持ちのこもったプレゼントは嬉しいものです。

ですが、今年は少し違った形で、

「これからも元気に歩いてね」

という気持ちを伝えてみるのはいかがでしょうか?

例えば、

「一緒に散歩に行く」

「家族みんなで身体を動かす」

「普段行かない場所へ出かける」

なども素敵な時間になります。

そして、ご家族から、

「最近、歩くの大変じゃない?」

「膝や腰は痛くない?」

「前よりつまずくこと増えてない?」

と声をかけてあげることも大切です。

本人は「大丈夫」と思っていても、実は身体の変化を感じている場合があります。

何気ない会話が、身体の状態を見直すきっかけになるかもしれません。

「いつまでも自分の足で歩く」を目標に

人生を長く楽しむためには、単に長く生きることだけではなく、

「元気に身体を動かせる期間をどう過ごすか」

も大切です。

旅行に行く。

買い物をする。

友人と出かける。

趣味を楽しむ。

孫と遊ぶ。

好きな場所へ自分で行く。

こうした日常の楽しみには、「歩く」という身体の機能が大きく関わっています。

だからこそ、

「いつまでも自分の足で歩く」

ということを、身体づくりの目標のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

そのために大切なのは、特別なことを一気に始めることではありません。

毎日の生活の中で少しずつ身体を動かす。

歩く習慣を続ける。

身体の変化に気づく。

痛みや違和感を放置しない。

そして、無理をしない。

こうした積み重ねが、これからの身体を支えていきます。

こんな変化があれば、一度身体を見直してみましょう

最後に、身体の状態を見直すきっかけとして、次の項目をチェックしてみてください。


☑ 最近、歩く距離が短くなった

☑ 階段を使うのがつらくなった

☑ 立ち上がるときに手を使うことが増えた

☑ 以前よりつまずくことが増えた

☑ 長く歩くと膝や腰が痛くなる

☑ 足が上がりにくいと感じる

☑ 外出するのがおっくうになった

☑ 運動する機会が減った

☑ 朝起きたときに身体が動かしにくい

☑ 「年齢だから仕方ない」と身体の不調を我慢している

当てはまる項目があるからといって、必ず問題があるというわけではありません。

ただ、「最近ちょっと変わってきたな」と感じるのであれば、一度ご自身の身体と向き合ってみる良いタイミングかもしれません。

敬老の日をきっかけに、これからの身体を考えてみませんか?

敬老の日は、普段なかなか伝えられない「ありがとう」を伝える日。

そして同時に、

「これからも元気に過ごしてほしい」

という家族の思いを伝える日でもあります。

これからも自分の足で歩き、好きな場所へ出かけ、家族や友人との時間を楽しむ。

そのためには、今の身体を大切にしていくことが欠かせません。

「最近、歩くのが少し大変になってきた」

「膝や腰に違和感がある」

「運動したいけれど、何から始めればいいかわからない」

「親の歩き方が以前と変わってきた気がする」

そんな方は、一度身体の状態をチェックしてみるのもおすすめです。

当院では、お身体の状態を確認しながら、日常生活で気をつけたいことや、ご自身に合った身体のケアについてご相談いただけます。

敬老の日をきっかけに、

「これからも元気に歩ける身体」

について、一緒に考えてみませんか?

いつまでも自分らしく、好きなことを楽しむために。

今日からできる小さな身体づくりを始めていきましょう。

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