変形性股関節症~放置すればリスクが倍増!?~

こんにちは♪

とくやま鍼灸接骨院です。

11月も半分が過ぎました。

来週からは気温がガクッと落ちるようなので体調管理には気を付けましょう。

ただ、気温差が出ることによって紅葉の色づきが良くなり、その日の最低気温が5℃以下になると色づきは一気に進むといわれているので悪い事ばかりではありませんね。

この時期に箕面の勝尾寺まで来られる方は、今年から勝尾寺の駐車場は事前予約(土、日)が必要になったようなので確認してみてください。

股関節の痛み
股関節の痛み

今回は、変形性股関節症についてです。

股関節は負荷のかかりやすい関節でもあることから、股関節痛の原因で最も多いのが、関節軟骨がすり減ってしまう『変形性股関節症』です。

変形性股関節症には、加齢や肥満、激しいスポーツなどで関節軟骨がすり減ってしまう1次性と、股関節の構造の異常などが原因で起こる2次性の2タイプがあります。

実は、日本人の変形性股関節症の約9割が2次性で、しかもそのほとんどが女性といわれています。

女性の変形性股関節症の発症率は男性の5倍以上というデータもあるようです。

《早期発見が重要!》

股関節の痛みを招く最大原因である「変形性股関節症」は、関節軟骨がすり減って変形することで起こります。

特に、大腿骨頭を包み込む寛骨臼が生まれつき浅い寛骨臼形成不全の人は、関節に大きな負荷がかかるため、関節軟骨がする減りやすくなります。

こうした人は、変形が進む前に早期発見し、早めに対策することが大切です。

ほかにも、関節軟骨をすり減らす原因として、加齢による骨や軟骨の老化や重い荷物を運ぶなどの作業、股関節に負担のかかるスポーツ、肥満などがあります。

いずれにしても、関節軟骨が突然なくなるわけではなく、長い年月をかけてゆっくりと進行するのが特徴です。

変形性股関節症は進行すると、腰や膝にも障害を起こすことがあり、歩行がますます難しくなることもあります。

また、転倒や骨折の危険性も高まり、寝たきりになることも少なくありません。

最近の調査によっても、要介護になった原因の2割以上を関節疾患や骨折、転倒が占めていますので早期発見して対応することが重要です。

変形性股関節症の周期
変形性股関節症の周期

進行度合いは個人差がありますが、一般的には上図のような経過をたどります。

①前期

自覚症状は少なく、痛みを感じることがほとんどない状態。

寛骨臼形成不全といった形成不全がみられても、そのほかの股関節の異常は認められない段階。

②初期

寛骨臼と大腿骨頭のすきまが部分的に狭くなり、関節軟骨のすり減りが少し確認できる段階。

寛骨臼が変性して関節軟骨にでこぼこが生じ、その下の骨は硬くなっている。

個人差はあるが、痛みを感じる人が多くなる。

③進行期

関節軟骨のすり減りが進んで、寛骨臼と大腿骨頭のすきまがかなり狭くなった段階。

骨の一部がぶつかるようになり、骨棘とよばれるトゲのような骨が生じたり、骨の一部が吸収されて空洞が生じたりして強い痛みが生じる。

④末期

関節軟骨がほぼ消失し、寛骨臼と大腿骨頭のすきまがなくなった段階で強い痛みが生じる。

骨同士が直接ぶつかり合って、骨棘や骨嚢胞も多くなる。

変形がさらに進行すると股関節が動かなくなり、あまり痛みを感じなくなることもある。

股関節の問題は、早めの行動が大切になってきます。

少しでも気になる症状があればご相談ください。

大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。

電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。

肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!

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