こんにちは!
とくやま鍼灸接骨院です。
現在、MLBのワールドシリーズ、NPBの日本シリーズと行われています。
スポーツが盛んにおこなわれている現状をみると、コロナで大変な時期は本当に息苦しかったなと改めて感じました。
病気などで苦しまないように健康管理にはより一層気を付けて過ごさないといけませんね。
さて、今回は腰痛の運動療法で最重要ポイントについてお話ししていきたいと思います。
そのポイントを始めにいうと、
第一に腰椎と隣り合う胸椎と股関節の可動性の向上、第二に腰椎の過度の動きを抑える体幹の安定性の向上があげられます。
腰を前後に曲げたり反らしたりするとき、特別に力を入れずにラクに動かせる範囲を専門的には『ニュートラルゾーン』といいます。
さらに前屈・後屈すると、お腹や背中が引っ張られて意識的に筋肉に力を入れるようになり、やがて背骨や股関節の可動域の限界に達します。
この範囲を『エラスティックゾーン』といいます。
エラスティックゾーンの姿勢や動作では、自分が思っている以上の過剰な負担が腰椎に集中することがあります。
これを繰り返すと腰椎を構成する椎間板や椎間関節などにダメージが蓄積し、腰痛や坐骨神経痛が生じると考えられます。
自分が思う以上の過剰な負担が腰椎に集中するのは、どんな場合か。
スポーツ医学の『ジョイント・バイ・ジョイント・セオリー』では、「体の主な関節は可動性が必要な関節(モビリティ関節)と安定性が必要な関節(スタビリティ関節)が交互に並んでおり、補い合っている」と考えられています。
腰椎は安定性が必要なスタビリティ関節、隣り合う胸椎と股関節は可動性が必要なモビリティ関節です。
しかし、胸椎と股関節が硬くて可動性が低いと、代わりに腰椎が大きく動いて思った以上に曲がったり反ったりします。これには、腰椎は他の骨の支えがないため不安定で動かしやすい構造であるという点が関係しています。
胸椎や股関節が硬いと、腰椎の不安定さと動かしやすさが裏目に出て、自分では意識しないうちに、腰椎のどこかだけが大きな負担を引き受けてしまうのです。
一般に関節は良く動く方がいいとされますが、腰椎に関しては、可動性よりも安定性を優先しないと、腰痛を招いてしまいます。
そこで腰痛の運動療法では、まずは腰椎と隣り合う胸椎と股関節が良く動くようにして腰椎の動きすぎを防ぐことが重要。
さらに、腰椎を取り巻く体幹をしっかり安定させれば腰痛は楽に改善する方向に向かいます。
大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。
電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。
肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!