【腰椎分離症】~成長期のスポーツによる疲労骨折~

こんにちは!

とくやま鍼灸接骨院です(^^♪

今朝はここ最近で一番冷え込んできたように思いました。

衣替えを早くにしていかないといけないなと感じさせられます。

ここまで気温の変化がみられると体調を崩される方も増えてくると思います。

体調管理には十分に気を付けて過ごすようにしましょうね!

子どもの腰痛
子どもの腰痛

さて、今回は腰椎分離症についてお話ししていきたいと思います。

腰椎分離症は椎弓に起こる疲労骨折です。

男性に多く、ポキッと骨が一瞬で折れるのではなく、最初は腰椎の後部にある椎弓にごく浅いヒビが入り、ジワジワと広がって分離していくものです。

そのため、骨折したという自覚がないまま腰痛に悩まされることもあります。

ほとんどは身体がまだ軟らかい成長期(小学校~高校生)に激しいスポーツで腰を捻ったり反らしたりして酷使し、疲労骨折をすることで起こります。

腰椎分離症
腰椎分離症

多くは第4・第5腰椎など下部の腰椎で起こり、背中側からそのあたりを押すと痛み、後屈時に痛みが強まりますが、激痛ではないので我慢してしまうことがあります。

子どもの頃に症状が軽いか無症状であっても、大人になってから痛みが強まって発見されることもあるので、後屈時痛が2週間以上続く場合は専門医に相談するべきです。

ヒビが浅い初期やヒビの幅が小さい進行期のうちに発見できれば、体幹装具で患部を固定して安静を保つことで骨は自然にくっつきます。

約2~3週間は体育や部活動も含めてスポーツはお休みすることです。

発見時にすでに終末期で骨が完全に分離してしまった場合は、骨が自然につくことは望めません。

でも、痛みは成長につれて消えてくるので高校生くらいまでの間は、体幹装具や鎮痛薬などでコントロールしていくことで成人してから思い切りスポーツをすることは可能になります。

分離症進行過程
進行過程

成長期に、腰椎分離症から椎骨が前後方向にずれる『すべり症』になることがあり、これにより神経が圧迫されて慢性腰痛が起こった場合は、神経の圧迫を取り除く手術をする場合もあります。

また、中高年になると分離症が肥厚して『腰部脊柱管狭窄症』になることもあるので、子どもの頃に分離症になったことがある人は、体幹を鍛え、腰椎を安定させておくことが重要です。

下肢や胸椎が硬い子どもは腰椎ばかり動かすため、腰椎分離症を発症しやすくなります。

子どものころから下肢や胸椎に係わるストレッチをすることで、日常生活で腰椎にかかる負担が減り、腰椎分離症の発症や再発を防ぐことにつながるのでしっかりやっておきましょう!

大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。

電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。

肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!

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