【ヘルニア・下肢痛】朝起きた時に足の痛みを感じ、成長痛かと思っていたが痛さがだんだん増してきて…。(中学生2年生)

腰痛の学生
腰痛

【来院されたきっかけ】

3週間くらい前から何か特別なことをした訳でもないのにある日朝起きたら足に痛みを感じる様になった。

最初は成長痛かと思い様子を見ていたが段々と痛みが強くなり、最近は腰にも痛みを感じる様になってきたので受診。

特に長時間座っていたら痛くなることが多い。

また、起き上がりの動作、前かがみも痛みを感じ、左足を伸ばすと痛いので長座が出来ない。


【治療内容】

まずはご本人と親御さんから詳しいお話しを伺い、その後イーファスにて検査をしました。

イーファス
イーファス

その後、イーファスの検査結果に基づき、マッサージ、ストレッチを行い、プロテックで下半身中心のストレッチを念入りに行いました。

プロテック
プロテック


【治療後】

治療後、もう1度動作の確認を行ったところ前屈動作がとてもしやすくなったとのこと。

下肢の痛みは残っており、整形外科でレントゲンを撮影する事をオススメしました。


【経過】

初回来院の翌日、整形外科を受診、レントゲンを撮った結果軽度のヘルニアと診断。

その後もプロテックを中心にストレッチなども指導しつつ約1か月間週3回のペースで来院していただきました。

治療した日は痛みが大幅にマシになるが翌日の起床時には元に戻ってしまう状態が2週間ほど続くが、次第に痛みを感じない時間が増えていき、体育祭などの身体を動かす学校行事も痛みが出ることは無くなった。しかし長時間座っていると臀部から大腿後面にかけて少し痛むことがある。


【今後の治療計画】

来院していただきプロテックやマッサージを定期的にメンテナンスとして行っていくことも大切だが、特に自宅や学校などで意識的に体幹トレーニングを行って頂くように指導。


【ワンポイントアドバイス】

中学生や高校生など10代で腰や脚の痛みで苦しんでいるお子さんは実はたくさんいます。

しかし適切なタイミングで適切なケアをすれば痛みやしびれは良くなります。早ければ1か月程度で普通の学校生活や日常生活を送り、運動を再開することも十分に可能です。

今回のように整形外科にてヘルニアなどの異常がみられる場合もありますが、若年の腰痛、痺れ、足の痛みの多くは以下の原因が複雑に絡み合っている場合が多く見られます。

①オーバーユーズ(使いすぎ)

②ストレス

③極度の不良姿勢

例えば、【姿勢が悪く腰に負担が多くかかっていたが、部活で運動を積極的に行っていたので筋力が保たれひどくならずに済んでいた。しかし受験の時期が近づき運動回数が激減したことにより筋力が落ち、さらに受験によるストレスで腰痛がひどくなってしまった】

このように原因が1つとは限らないのです。

レントゲンやMRIなどの検査はもちろんですが、その他の日常生活、学校生活にも目を向けてそれぞれの原因や要因にあった治療、対処を行いましょう。

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