こんにちは!
高校野球もベスト8が出そろい、いよいよ夏も終盤に差し掛かってきたように思えます。
暑さもまだまだ厳しい日が続いていますが、球児たちがボールを追いかけている姿をみて触発され、
たまの草野球に、久しぶりに呼ばれたフットサルなど、終わるとなんだか膝が痛い、足首が痛い。
昔はそんなことなかったはずなのに…。
それは決して気のせいではなく、実はあなたは膝や足首をケガしやすい身体になっているかもしれないです。
身体を支える下半身や、安定させるために大きな役割を果たしているインナーマッスルの筋力の低下。
バランス能力の衰え。仮に自覚がなかったとしても、運動不足や加齢により、すでにケガのリスクが高い身体になっている可能性があります。
まず2つのテストに挑戦してみましょう!
椅子からの片足立ち、立ったままでの靴下履き。
できない場合は要注意で、ケガ予防のトレーニングが必要になります。
①片足立ち
背すじを伸ばし、椅子に座る。 両足を肩幅に開いて床につけ、膝の角度が90度になる位置に座る。片側の足を床から離し、前方に足を伸ばす。両手は胸の前で組む。浮かせた足が床につかないように注意しながら、片足で椅子から立ち上がる。左右の足で出来るかチェック。
②片足立ちでの靴下履き
立位の姿勢から片足立ちでバランスを取りながら靴下を履く。 片方が出来たら逆の足も行いましょう。バランスを崩してしまっても大丈夫なように、ベッドや布団、椅子の近くでチェックしてみてください。 ぐらつかずに両足の靴下が履ければ合格です。なんとか履けたがフラフラしていた人も今後のためにトレーニングをオススメします。
〇膝や足首をケガしやすいのはどうしてか?
膝関節は、大腿骨と脛骨を繋ぐ人体最大の関節です。
歩く動作の中心的な役割を担い、体重の負荷が最も大きいとされています。
しかし、そのジョイント部分は2つの骨が上下に接しているだけで不安定なのです。
例えば股関節は、大腿骨の骨頭が骨盤の一部である寛骨臼にはめ込まれた球関節と呼ばれる構造で安定度が高いとされています。
不安定な構造である膝関節をさせているのは、大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋などの筋肉と靭帯です。
体重の負荷が大きく、筋肉に支えられています。
すなわち、体重増と筋力低下の影響をダイレクトに受けるということになります。
脛骨および腓骨からなる足首の関節も、膝関節同様に筋肉と靭帯への依存度が高い構造になります。
体重による負荷は膝関節ほどではないが、支えている筋肉は大きなものではない。
膝関節も足首の関節も運動不足や食生活の乱れといった生活習慣の影響が出やすいです。
それが加齢とともに痛めやすくなる要因になります。
膝と足首を痛めやすくなる主な要因をまとめると、体重増、下半身の筋肉の減少、小脳の機能低下、足首の関節可動域が狭くなること、そしてインナーマッスルの筋力低下となる。
これらの要素が複雑に絡み合い、日常生活や運動時に膝や足首の関節にかかる負荷を大きくする。
そして、周囲の靭帯や筋肉が炎症を起こしてしまう。
ケガのリスクを高める要素は絡み合っているので、規則正しい生活を心掛けることや運動習慣を作っていくことが大切になります。
常日頃から意識して取り組んでいきましょう!