こんにちは♪
皆さん、お盆直撃の台風被害はなかったでしょうか?
直接的な被害が無くても、帰省や旅行の予定が大幅に変更された方や駅や空港で長時間待機された方など何かしら影響を受けた方は多くいらっしゃると思います。
出かける用事をキャンセルされた方も多いと思いますが、家の中にいるとどうしても座る時間が多くなってしまい、姿勢が乱れがちになります。
今日はそんな『姿勢のみだれ』の原因になる骨盤の傾きに注目してお話ししていきたいと思います。
骨盤の傾きと猫背の関係。
『姿勢が悪い』と一言で言っても、パターンは様々です。
スマホを長時間み過ぎて頚椎に歪みが出る『ストレートネック』いつも同じ足の組み方、手の組み方、
いつも同じ方の方に荷物を掛ける。など姿勢が悪くなってしまう原因は日常生活にたくさん潜んでいます。
そんな偏った身体の部分に負担がかかり続ける生活を長年送っているとどうしても身体は歪んでいってしまいます。
高齢者の方の方が姿勢が崩れている方が多い理由の一つです。
かつては上半身を真っすぐ保てずに骨盤が後傾してしまう⇒
前後のバランスの乱れを背中を丸めてカバーする⇒
さらに膝を曲げて立つ
というイメージが強かったのですがその常識は近年覆されつつあります。
ここ10年ほどの研究で
猫背のほとんどの原因は骨盤の前傾にある
事がわかってきています。
骨盤があまりにも前傾しすぎて腰椎ごと後ろに倒れてしまい、バランスをとるために胸椎が丸まって直立姿勢を保つ=猫背 という仕組みです。
身体の軸が本来持つ大きな役割は、『頭をいかに衝撃から保護するか』という事です。
そのために身体はいろんなパターンに代用作用を引き起こします。
その代用作用が骨盤が傾いていると背骨も、首も傾けてしまうことに繋がり、結果猫背を引き起こしてしまいます。
そしてもう一点、問題なのは
無理な姿勢を続けることで一定の部位に過度な負担がかかり続ける事です。
一点に過度な負担がかかり続けるとその部位にも不具合が生じてしまいます。
猫背を改善しようと考えた時に、背中を真っすぐシャキッとさせたり、肩甲骨周りをほぐす、など上半身に注目しがちですが、これからは『骨盤』の傾きにも注目して、日々意識しながら過ごしてみてください。