【中殿筋】股関節の動きに欠かせない大切な筋肉

こんにちは♪

10月に入り、すっかり秋の気温になりましたね。

10月にはスポーツの日があったりと、何かと行動しやすい季節です。今年はやっとコロナの行動制限もなくなり、久しぶりに何か趣味を復活させた方や新たなチャレンジをされる方もいらっしゃる

と思います。

何をするにも身体が資本!という事で今日は身体にある一番大きな関節『股関節』をスムーズに動かすため欠かすことのできない【中殿筋】についてお話ししていきたいと思います。

中殿筋

中殿筋(ちゅうでんきん)は、お尻の筋肉で後ろから外側に向かって位置している筋肉です。(図)

三角形の形をしていて、大部分を大殿筋に覆われている筋肉です。

歩く、走るなど片脚立ちになる際に、身体を支えるために中殿筋が力を発揮します。この筋肉が弱っていると歩く時にふらついたりすることがあります。

また、足を浮かせている状態では、足を横や斜め後ろ方向に開く力があります。

歩く中での中殿筋の作用

人間が歩いている時は、両足が地面に接している時間(両脚支持期)と片足だけが地面に接している時間(片脚支持期)があります。

中殿筋は、足が地面についてから体重が乗り、片脚だけで立つ時に力が入る(収縮する)筋肉です。

片脚立ちの時に股関節にかかる力は、体重の1.5-2.0倍になると言われており、体重60キロの方では、約93-120kgぐらいの強い力が必要になっているとされています。

中殿筋だけの力ではないですが、身体を支えるためにはかなり大きな力が必要になります。

中殿筋を含む、骨盤から股関節にかけて付着している殿筋群は、体の中心に近い部分を支えています。そのため、筋力低下をしてしまうことで、日常生活において何かしらの支障をきたしてしまいます。
逆に言うと、殿筋群を鍛えることで以下のような効果を獲得することができます。


・日常生活動作能力の向上
座る・立つ・歩くなど、基本的動作には殿筋群の活動が必要不可欠です。人間の基本的動作に密接に関わってくる殿筋群が低下することで、様々な日常動作に影響を及ぼします。例えば、立ち座りに手の補助が必要になってしまったり、歩く際にお尻を横に振ってしまったり、様々な異常な動作が現れてしまいます。
殿筋群は骨盤・下肢を支える要となる筋肉です。筋力をつける事によってラクに動けるようになり、日常生活動作の効率があがるため、疲れにくくもなります。

・基礎代謝の向上
基礎代謝とは、体温の維持や呼吸など、人間が生きていく為に自動的に行っている活動をするための、必要最低限のエネルギーのことです。この基礎代謝とは筋肉量と関係しているため、筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高いと言われています。
殿筋群(特に大殿筋)は下半身を構成する大きな筋肉の一つです。単体筋では身体の中でも一番大きな筋肉にあたります。大きな筋肉ほど代謝量が大きいため、殿筋を鍛えることが、基礎代謝の向上につながっていきます。

・基本的な動作や運動能力の向上


スポーツ動作において、筋力低下が起こった場合にどんなことが起こるのでしょう?
スポーツ動作では、走る、投げる、打つなど、様々な動作があります。殿筋群が機能しない(筋力低下している)という事は、これらの動作をする際に、下半身を支えることが難しくなってしまう(グラグラする)ため、本来の運動能力が発揮できず、パフォーマンスが低下してしまいます。
そのほかにも、弱い下半身を無理矢理支えようとして、他の関節に負荷がかかってしまい、痛みや怪我につながることもあります。
殿筋群の機能を向上させるという事は、基本的な動作の効率を上げ、様々な運動能力のパフォーマンスを向上させることにつながります。

・ボディーメイク効果
最近では、ダイエットやメリハリのあるボディーを目指して、筋トレをしている方も多いのではないでしょうか?
殿筋群は大きな筋肉なので、鍛える事でヒップラインの引き締め効果が得られます。さらには骨盤に付着している為、姿勢改善やウエストの引き締め効果も得ることができます。

次回のブログではご自宅で出来る中殿筋のストレッチ、トレーニング方法をお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。