こんにちは☆
毎日寒さに震えていたのがウソのように暖かくなりましたね♪
この時期は新生活を始める方や何か新しいことにチャレンジしよう!と意欲がわく方も多いと思います。
何をするにも基本となるのは『健やかな体』ですので、ご自身の身体に何か違和感や痛みなどがある方はいつでも箕面のとくやま鍼灸接骨院にご相談くださいね♪
さて、腰に関する病気や症状をご紹介するシリーズ第3弾の今日は【脊椎圧迫骨折】について詳しくご紹介したいと思います。
脊椎圧迫骨折の原因は?
まず初めに脊椎とはいわゆる「背骨」のことです。
脊椎(背骨は)身体を支える重要なもので、7つの頚椎、12の胸椎、5つの腰椎、仙骨(仙椎)、尾骨で構成されています。この脊椎が何らかの原因で圧迫され骨折してしまうことを「脊椎圧迫骨折」といいます。
主な原因としては
・骨粗しょう症:加齢等により骨の量(骨量)が減って弱くなり骨折しやすくなっているためわずかな力でも骨折が生じてしまいます。
・外傷:強い外力によって椎体に圧力がかかり骨折をおこします。。落下転倒や交通事故など。
・病的椎体骨折:転移性骨腫瘍などほかの病気が原因で引き起こされる場合もあります。
があげられます。
加齢による骨粗しょう症が原因の場合、一番多いのは胸椎と腰椎の境目(胸腰移行部)が骨折してしまうケースです。いくつもの場所に多発性に椎体骨折が生じると背中が丸くなり(円背)、身長が低くなります。
骨折なのに3人に1人しか気づかない?
椎圧迫骨折の主な症状は、寝返りを打ったときや、起き上がったときに感じる背中の激しい痛み。背中のほか、腰の部分に痛みが及ぶこともあります。
また、何年も前に起きた圧迫骨折であっても、しっかりと固まっておらずに体を動かすたびに上下の骨がズレて重い痛みを感じる場合もあります。
一方で「骨折」と聞くとなんだかめちゃくちゃ痛そうで辛そうに聞こえますが、実は3人に1人しか痛みを感じなかったというデータがあるくらい気づかぬうちに起こることもあるのが脊椎圧迫骨折です。痛みを感じずそのまま放置すると、さらに脊椎の他の部分も破損する可能性が高くなり、早めの診断と処置が必要といえます。
日常生活に潜む様々なリスク
私たちの体は、脊椎(背骨)によって支えられています。立つときや歩くときも、脊椎の支えがなければその動作や状態を維持できません。しかし骨粗しょう症などで骨がもろくなると、体の重みに耐えられず、何かの弾みで脊椎が押しつぶされるように骨折してしまいます。
その他にも尻もちはもちろん、くしゃみをしたり、不用意に重いものを持ち上げたりといった、ちょっとしたきっかけで、椎体がつぶれることがあり、いつのまにか骨折していることもあります。
脊椎圧迫骨折の一番の予防は?女性は特に要注意!!!
ずばりそれは骨粗しょう症を予防する!ことです。
事故などの外傷を防ぐのは日ごろの心がけだけではどうともならないこともありますが、骨粗しょう症は毎日の習慣や心がけで予防することが出来ます。
特に女性は骨粗しょう症になる割合が50代から一気に増加します。その理由として女性ホルモンの一種であるエストロゲンが関係しているのですが、エストロゲンは骨の新陳代謝に際して骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。そのため閉経を迎えて女性ホルモンの分泌が低下すると急激に骨密度が減り、同年代の男性に比べて早く骨密度が低くなってしまうんです・・・。
女性も男性も加齢により低下してしまう骨密度。しっかり維持したいですよね。
では具体的な方法を見ていきましょう。
骨粗しょう症の予防方法
骨密度を低下させない食事
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂りましょう。 カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。
●カルシウム
牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など
●ビタミンD
サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲ、卵など
●ビタミンK
納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど
また、高齢になると、食の好みが変わったり、小食になったりしてタンパク質の摂取量は不足する傾向があります。 タンパク質の摂取量が少ないと骨密度低下を助長しますので、意識して摂取しましょう。
骨を強くする運動
骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。 散歩を日課にしたり、階段の上り下りを取り入れるなど、日常生活のなかでできるだけ運動量を増やしましょう。
骨折予防に有効な運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどがありますが、ご自身の体の状態にあわせて無理なく続けることが大切です。
とくやま鍼灸接骨院が週替わりで更新している『今週のストレッチ』もとても有効です。
※治療中の方や膝に痛みがある方は、運動を開始する前に医師に相談してください。
~日光浴でビタミンDがつくられる~
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで体内でもつくられます。夏の直射日光を長時間浴びることは、皮膚が赤くなるなどダメージにつながりますが、適度な日光浴は骨の健康に役立ちます。
冬であれば30分~1時間程度散歩に出かけたり、夏であれば暑さを避けて木陰で30分程度過ごすだけで十分です。 屋内で過ごす時間が長い高齢者や、美容のために過度な紫外線対策を行っている人では、ビタミンD不足が心配されます。運動をかねて積極的に外出する機会をつくって、上手に紫外線と付き合っていきましょう。
骨粗しょう症の予防は脊椎圧迫骨折のみでなく、様々な骨折の予防にもつながるので是非皆さんも日々意識してみてくださいね。