【WE HAVE WINGS!!もう1つの熱い戦いが始まりましたね♪東京パラリンピック】

こんにちは♪

お盆前後の大雨がやっと過ぎたかと思うと、また暑い暑い夏に逆戻りしましたね。

そんな暑さとともに今週始まった『東京2020パラリンピック』

開幕してまだ間もないですが、気温にも負けない、熱い熱い戦いが連日繰り広げられています。

今日はそんなパラリンピックについて、今すぐ誰かに話したくなる豆知識をご紹介したいと思います♪

~オリンピックとパラリンピックの違い~

オリパラと略す言葉が存在するようにオリンピックとパラリンピックは2つで1つという印象がありますが、その違いは沢山あります。

オリンピックの競技者は健常者が中心ですが、パラリンピックの競技者は特定の障がいがある人です。

また、行われる競技にも違いがありますし、同じ競技名でもルールが異なる場合があります。

シンボルマークも違い、オリンピックが五輪と呼ばれる由来の5つの輪、これは世界の5つの大陸、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリ カ、オセアニアを表しているのだそうです。ただ色と大陸は関係なく、多くの国旗に使わ れている5つの色ということで選ばれたようです。

一方、パラリンピックのシンボルのスリー・アギトスは赤、青、緑の3色の曲線で構成されています。「アギト」にはラテン語で「私は動く」の意味があり、困難に挑戦する選手の躍動感を表現しているそうです。そして三本の線はそれぞれ、人 間の一番大切な3つのもの「赤は心(スピリット)・青は肉体(ボディ)・緑は魂(マイン ド)」を表しているます。

そして、聖火トーチの色、メダルのデザインも異なります。

また、開催の目的としてオリンピック憲章によれば、オリンピックの目的は以下のとおりです。

「いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある」

引用:オリンピック目的

つまり、「国際交流」「世界平和」を目指し、地球上で暮らす私たち全員が幸せに暮らしていくための手段として、スポーツの力が発揮されることが期待されているのです。

それに対し、パラリンピックの開催目的は

パラリンピックを通じ、「共生社会の実現」を促進することを目指しています。

様々な障がいがあるアスリートたちが主役のパラリンピックは、国を背負って競い合うオリンピック以上に多様性を認め合う場です。

また、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる、という公正な機会が与えられている場とも言えます。
つまり、共生社会を具体的に実現していくための重要な要素が詰まっている大会なのです。

このように様々な違いはあるものの、オリンピックとパラリンピックは共に世界から愛される国際的なスポーツ祭典として人気を集めています。

~パラリンピックの由来は戦争~

パラリンピックの原型となったスポーツ大会が初めて開催されたのは1948年7月28日で、ロンドンオリンピックの開会式と同日に行われました。

その当時は、まだパラリンピックという名称ではなく「ストーク・マンデビル競技大会」という大会名で開催されていました。大会名のストーク・マンデビルは「ストーク・マンデビル病院」という病院名が由来となっており、この病院では第二次世界大戦で脊髄を損傷した兵士を中心にリハビリが行われていました。

当時は脊髄を損傷した兵士に対して医者も匙を投げてしまうケースがあり、兵士たちは寝たきりの生活が続き、生きる希望をなくして亡くなってしまったり、欝病になってしまうケースも多かったそうです。

ストーク・マンデビル病院ではそうした兵士たちのリハビリの一環として、手術ではなくスポーツをすることを推奨したのです。スポーツに取り組むことによって負傷した兵士は人間として生きる希望を取り戻し、こうした試みがパラリンピックの開催へとつながっていきました。

~パラリンピックの『パラ』ってどういう意味??~

オリンピックという言葉は古代ギリシャの地名「オリンピア」に由来しますが、ではパラリンピックはという名前はどのような背景で作られたのでしょうか?続いて、パラリンピックの「パラ」の意味について紹介しましょう。

パラリンピックの原型となった「ストーク・マンデビル競技大会」は主に脊髄を損傷した兵士たちのスポーツ大会であることを説明しました。

当時は、脊髄を損傷し下半身不随になってしまった兵士のためのスポーツ大会であることから、下半身不随などにつながる麻痺を意味する「paraplegia」パラプレジアと「olympic」オリンピックを繋げて「paralympic(パラリンピック)」とされたといわれています。

一方、パラリンピックという名称が正式にIOC(国際オリンピック委員会)に認められた1985年以降には、既に下半身不随以外の身体障がい者も多く大会に参加していました。

そのことから、オリンピックと「並行(parallel)パラレル」して開催されているという意味合いで「parallel + olympic」で「paralympic(パラリンピック)」と呼ばれているそうです。

9月の5日まで行われる東京パラリンピック。色鮮やかな多様性に溢れた大会から目が離せませんね♪

WE HAVE WINGS!!

頑張れ選手たち!!!

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