【加齢とともに衰えてくるもの「体幹」について】

こんにちは!とくやま鍼灸接骨院です。

蒸し暑い日が続いていますね。

この季節は熱中症になるリスクが高まりますので、十分な対策が必要です。

ぜひ水分をしっかり摂り、適度な休息を心がけてください。

しかし、体調が崩れることは珍しいことではありません。そんな時こそ私たちの接骨院にお任せください。

専門スタッフが皆さまの健康を全力でサポートいたします。

鍼灸治療や整体で心身のバランスを整え、暑い夏を元気に乗り切りましょう!

初めての方も大歓迎です。ぜひお気軽にご相談ください。

皆さまのご来院を心よりお待ちしております。どうぞお体を大切にお過ごしください。

体幹の筋肉

1.体幹とは何か?

1‑1 定義と範囲

体幹とは、首・顔・手足を除いた胴体部分を指します。具体的には、胸郭(肋骨まわり)、脊柱(背骨)、骨盤、腹部などから成ります 。
この胴体部分には心臓や肺、肝臓など内臓が収まり、全身の重心と運動の根幹を担っています。

1‑2 深層筋と表層筋

体幹には、顔を覆う表層に位置する「表層筋」(例:腹直筋、腹斜筋など)と、内臓や脊柱近くにある「深層筋(インナーマッスル)」が存在します 。
表層筋は直立や前屈など大きな身体動作に関与し、深層筋は姿勢維持や関節の安定に重要です。

1‑3 コア(Core)としての役割

英語圏では「core stability(コアの安定性)」として、体幹の安定性が研究されています。主要なコア筋として腹横筋、多裂筋、内外腹斜筋、脊柱起立筋、横隔膜、骨盤底筋などが挙げられます 。


2.体幹が果たす7つの重要な機能

2‑1 姿勢の保持と安定

体幹筋は重力下で脊柱と骨盤を安定させ、正しい姿勢を長時間保つ基盤です。弱いと猫背や反り腰になりやすく、バランスを崩しやすくなります 。

2‑2 脊柱と腰部を守る

体幹が強ければ、脊柱や関節への負担が分散され、腰痛や背中の違和感を防ぎます 。特にインナーマッスルは慢性腰痛の予防・改善に効果的です 。

2‑3 バランス向上

体幹の安定性は歩行時や立位、ランニングなどで軸を安定させ、ふらつきを減らします。

2‑4 運動パフォーマンスの発揮

手足の動きを土台となる体幹が支えることで、力の伝達がスムーズに。スポーツでは可動域や瞬発力、フォームの向上につながります 。

2‑5 内臓機能サポート

腹横筋や横隔膜などは内臓の位置調整に寄与。便秘や血流の改善にも影響し、基礎代謝アップにもつながります。

2‑6 疲労しにくい身体づくり

体幹筋が支えることで関節や四肢の余計な負担が減り、日常動作時の疲れにくさが実現 。

2‑7 メンタル・集中力への好影響

子どもや大人でも体幹の安定によって姿勢が整い、深い呼吸が促進されることで交感・副交感神経のバランス改善や集中力アップが期待されます 。


3.体幹が弱いことによるリスク

  • 姿勢保持が難しくなる
  • 腰痛・肩こり・関節痛などのリスク増
  • 運動時のケガや転倒リスクが上昇
  • パフォーマンス低下や運動効率低下
  • 日常の疲労感・体調不良につながる

4.体幹を鍛えるメリット(7つ+α)

各種専門家の見解をもとに、主なメリットをまとめます。

  1. 姿勢改善:猫背や反り腰の改善
  2. 腰痛予防・改善:脊柱への負担が減少
  3. バランス向上:転倒予防・パフォーマンス向上
  4. 運動効率の向上:力を最大限に発揮
  5. 基礎代謝アップ:太りにくい身体
  6. 内臓機能向上:便秘改善・血流促進
  7. 疲労軽減・関節負担軽減
  8. 集中力・ストレス解消:深い呼吸促進 ・交感神経の安定
  9. ケガ予防:安定した身体でストレス分散

5.体幹トレーニングの手法

5‑1 基本的な体幹運動

  • プランク(板のポーズ):腹直筋と背筋の両方を強化
  • サイドブリッジ:腹斜筋と体側インナーマッスルの強化
  • クランチ(腹筋運動):動作を伴う体幹運動
  • バードドッグ(四つ這い片手足挙上):動的安定性向上
  • ブリッジ(橋のポーズ):臀部と背部の安定化

5‑2 腹圧を利用した抗回旋トレーニング(アンチローテーション)

—スタンディングで抵抗器具に対抗しながら体幹を固定するトレーニングは、ツールなしでも可能 。

5‑3 ダンベルやバランスボール使用トレーニング

  • ダンベル付きプランクやウッドチョッパー:抵抗負荷で筋活動を深化
  • バランスボールやメディシンボール運動:反発や不安定性を活かしたトレーニング

5‑4 マインドフルネス的アプローチ

ピラティスは「センタリング」によって心身の結合を強め、集中と呼吸を連動させる 。

当院で行っているEMSを使った楽トレも効果的に体幹を鍛えられます。


6.効果を上げるコツ

  • 頻度:週2〜4回、1回5〜10分程度でも十分
  • フォーム重視:質が量よりも重要
  • 負荷の段階的追加:慣れてきたら時間や抵抗器具を追加
  • 日常への意識応用:動作前に軽い腹圧をかけて体幹意識を高める

7.応用と現場活用

7‑1 スポーツ選手の実践

アルペンスキーのリンゼイ・ボンはアンチローテーションで体幹の固定力と回旋耐性を鍛える 。

7‑2 健康維持層への適用

短時間の体幹強化は姿勢改善、腰痛緩和、基礎代謝向上に効果的 。

7‑3 高齢者〜子どもへのメリット

高齢者では転倒予防に効果的 。子どもは集中力と体の制御力向上に役立ちます 。

7‑4 メンタルとストレスコントロール

ピラティスなどによるセンタリングは呼吸調整とリラクゼーション効果が期待できます 。


8.まとめ

体幹とは、単に腹筋背筋を指すものではなく、深層と表層筋を含む全体的な“胴体の安定性”そのものです。姿勢保持、腰痛対策、バランス、パフォーマンス、代謝アップ、ストレス抑制など、全身と心に好影響を与える要素が凝縮されています。

  • 短時間・安価で始められる体幹トレーニングは、ジム不要で自宅から可能。
  • 質重視・継続が効果への近道。
  • アンチローテーションやバランス負荷、呼吸との統合で更に深い効果を発揮。
  • 全世代へ恩恵あり:子どもから高齢者まで、生活の質向上・健康寿命延伸に寄与します。

体幹を味方に、一生続く「強くしなやかでしなやかな身体」を育てましょう。

大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。

電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。

肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!

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