こんにちは、とくやま鍼灸接骨院です。寒い冬の到来とともに、身体が固くなりやすい季節がやってきました。特に1月は雪が降ることもあり、外出が億劫になることが多いですね。しかし、室内であっても適切なストレッチを行うことで、身体の柔軟性を保ち、健康な状態を維持することができます。
ストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血流を良くする効果があります。これにより、冷えによる肩こりや腰痛の予防にもつながります。また、日常生活での動きや運動パフォーマンスを向上させるためにも、定期的なストレッチは非常に重要です。
今回のストレッチは、壁押しストレッチを伝えます。
まず、やり方を伝える前になぜ重要なのか説明します。
体幹を安定させ肩と股関節の可動性が高まり腰痛を和らげます
可動性を高めるには、腰椎(背骨の腰の部分)ばかりを動かさないようにするには、
「肩」を動かせるようにすることも大切です。
胸椎(背骨の胸の部分)や股関節だけでなく肩関節も硬いと、腰椎が必要以上に動いてしまいます。
例えば、床に落ちた物を拾おうとして腕を下へ伸ばすと、胸椎はあまり曲がらないまま肩と一緒に前に倒れ、股関節も曲がらないので、腰椎だけが前に曲がります。
棚の上の物を取ろうと腕を上方へ伸ばすときに肩関節が伸びないと、胸椎や股関節もあまり動かず、腰椎だけが反ってしまいます。
そこで、壁ひとつで手軽にできる約1分ほどでできる「壁押しストレッチ」をやってみましょう。
壁に両手をついて胸椎から腰椎までの体幹(胴体)を安定させたまま、気持ちよく肩関節や股関節をほぐすことができます。
肩を伸びやかに動かすことができれば腰椎にかかる負担が軽減され、腰椎を和らげることができます。
それでは、やり方の説明をしていきます。
①両足を腰幅に開いて壁の前に立ち、両腕を肩幅に開いて前に伸ばす。
指先が壁に触れるくらいまで壁から離れる。
②口から息を吐きながら、お尻を後ろに引き、両腕を伸ばしたまま上体をゆっくりと倒していく。
両手のひらが壁につくくらいまで曲げたところで、ゆっくりと3回呼吸する。
③口から息を吐きながら、ゆっくりと①の姿勢に戻る。
*肩に痛みがある場合は無理せず、できるところまで肩を伸ばす
<注意点>
1:背中が丸まったり腰が反ったりしないように、背すじをまっすぐに保つことが重要
最初は肩関節が伸びにくいかもしれません、このストレッチを毎日行うことで次第に柔軟性も出てきて、肩を動かしやすくなってきます。
私たちの接骨院では、個々の体の状態に合ったストレッチ方法をアドバイスさせていただいております。寒い季節でも、元気に毎日を過ごせるようサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。