こんにちは。
とくやま鍼灸接骨院です。
12月になり、箕面の山もだいぶ色づいてきていてより季節を感じる日々になりました。
今年の冬は昨年と比べてラニーニャ現象により寒くなってくるようなので、しっかり厚着をして防寒対策はする必要はありそうですね。
体調管理、予防対策はしておきましょう!

さて、今回は関節軟骨の減少の対策について話していきたいと思います。
どの関節についてもいえることですが、変形したり痛みが生じたりしている関節では、ほとんどの場合、その関節を支える筋肉が衰えて筋力低下が起こっています。
特に股関節のように大きな荷重がかかる関節では、筋力低下によるダメージが深刻です。
筋肉が衰えて上半身の体重を十分に支えられなくなると、強い負荷がかかって関節軟骨がすり減ったり骨が変形したりして変形性股関節症を発症します。


車のエンジンのように、激しく同じ動きを繰り返す機械には、摩擦や摩耗を防ぐためにオイルをさします。
これと同じように、人間の関節においても、関節のすべりをよくして関節軟骨の摩耗を防ぐオイルの役割を果たす『関節液』というものが存在します。
関節液は、関節を包む関節包の内側にある滑膜から分泌される、透明あるいは薄い黄色でやや粘りのある液体です。
関節液には、関節の動きを滑らかにするという働き以外にも、重要な役割があります。
それは、関節軟骨に栄養を供給するという働きです。
実は、関節軟骨には血管や神経が通っていないので、関節液から栄養を受け取る必要があります。
そのため、関節包の内部で関節液がよく循環していないと、関節軟骨に十分な栄養がいき渡りません。
屈曲拘縮を起こしている場合は、関節液が循環しにくく、滑膜炎を生じやすくなります。

関節液を循環させるには、関節を動かすことが最も効率的で細かく動かすだけでも効果があります。
そのやり方の1つに『ジグリング』という運動があります。
ジグリングとは、上のイラストのように爪先を床につけてかかとを小刻みに上下動させる「貧乏ゆすり」のことです。
ジグリングは、関節軟骨に栄養を送る関節液の循環を促すことで軟骨の再生を促したり、股関節周囲の筋肉群の緊張をほぐしたりして痛みや可動域を改善するとともに、自己修復能力を誘発して股関節の自然治癒力を促進し、変形性股関節症を導くものと考えられます。
大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。
電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。
肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!