こんにちは!
暑さが続いた影響か、早くもお米の収穫が始まっているところがあるそうです。
例年と比べて1週間ぐらい早かったようなので異常な暑さだったのがわかります。
早く涼しくなってくれたら嬉しいですね。
今回は、
前回に続き首に関連する内容でお話しさせていただきます。
『スマホを前かがみで見る猫背姿勢とパソコンをのぞき込むカメ首姿勢こそ首を痛める重大原因』
スマートフォンを見る時や本を読むときは、通常首を前に曲げてやや下を向きます。
この時、首の筋肉を使っていると意識する人は少ないかもしれません。
ところが、首の角度が少し変わるだけで、首にかかる負担は思ったよりも大きくなります。
真っすぐに立ったときは「首にかかる負担=頭の重さ」です。
ところが、スマートフォンを見るために首を15度傾けるだけで、首にかかる負担はほぼ倍増。
傾ける角度が大きくなるにつれて首にかかる負担は増していき、60度に傾けた場合はなんと体重の半分近くの重さが首にかかってしまうといいます。
下を向くと首の後ろの筋肉は伸びますが、伸びるに任せていては重い頭が前に落ちてしまうので、それ以上に伸びないように縮もうとして緊張します。
筋肉は姿勢を保つために常にどこかで緊張していますが、
このように伸びながら収縮・緊張することを(遠心性収縮)といい、
実は、筋肉を縮めて緊張させる時よりも筋肉にかかる負担が大きいことがわかっています。
スマートフォンの操作中は「猫背」になって遠心性収縮が起こりやすくなります。
パソコンを使う時も、首を前に突き出して画面をのぞき込む時に「カメ首」になりがちで、
遠心性収縮のもとです。
このような姿勢を長時間続けている間、後ろ首の筋肉はずっと緊張状態です。
筋肉が緊張したまま動かないと筋膜に炎症が起こって痛みを感じる硬結(しこり)が
できたり、筋膜同士がくっついて動きにくくなったりし、血流が悪くなって疲労物質が
溜まるだけでなく、頚椎を痛める重大な原因にもなります。
スマートフォンをみる際は、首の角度が0度に近い姿勢でみるようにして、あごを引いて、
首をあまり曲げないように心がけましょう。
パソコンも画面が適切な高さになるように調節して首の負担を軽くすることが大切です。
どちらも長時間の操作はさけて休憩をはさみ、首の負担を上手にのぞくようにしましょう。
日本経済新聞より引用