ハンター管症候群| 箕面 交通事故 病院

  今回はハンター管症候群についてご紹介していきます!

ハンター管症候群は伏在神経の絞扼性神経障害であり、膝内側部痛を生じる疾患の一つです。

伏在神経は、大腿神経から別れる知覚枝で膝関節内側および膝関節、下腿内側、足関節内側の皮膚知覚を支配しています。

その神経が下行して、大腿内側で深部から浅部に出るときに膝関節内側の上10cmの付近でハンター管(内側広筋と大内転筋が結合する部分)を通過します。

神経がこの筋膜を貫く部分で圧迫されることによっておこる疾患をハンター管症候群といいます。

この疾患は、スポーツ活動をする人に多く見られ、

バレーボール、バスケットボールなどジャンプ動作の多い種目や平泳ぎ選手に頻度が高いのと、

大腿内側を強く伸張するスイングを繰り返す軟式テニスに多く、

膝関節への負荷が増大することによって発症します。

また、スポーツ活動をする人以外でもタイツやスパッツなどにより太ももの内側が締め付けられるようなことがある場合、

膝のサポーターを強く締め過ぎている場合やハンター管周辺の筋肉が硬くなり緊張が強くなることによって伏在神経が圧迫される場合などがあります。

症状としては、主にふくらはぎの内側がしびれます。

膝内側から内くるぶしの周辺にしびれや痛みを伴う場合があります。

階段昇降や起立動作、しゃがみこむ動作などで痛みが強くなります。

膝内側の疼痛を訴える場合もあるので膝の疾患との鑑別も重要です。

治療としては、セーフプレーン(パワープラント療法)を用いて治療していきます。

またストレッチや筋膜リリースを行い大内転筋の柔軟性を向上 していくことが症状の改善につながります。

このような症状でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください!!(^O^)