顔面神経痛| 箕面 交通事故 病院

    今回紹介させていただくのは、顔面神経痛です。

顔面神経痛とは、医学的には顔面に痛みの出る「三叉神経痛」と「顔面神経麻痺、顔面痙攣」の2つを指します。

この2つを合わせて、顔面神経痛と呼んでいます。

三叉神経痛とは、耳の前から目、口、顎に向かって分岐する3本の神経のことです。

この神経が圧迫されたり傷ついたりすると、瞬間的に鋭い痛みを感じます。

人によっては、刃物で切られるような痛みと表現されることがあるくらい激しい痛みのようです。

40歳以降の女性に多く、食事や洗顔、会話などの些細な刺激で症状が悪化することが特徴です。

原因は、風邪やストレス、糖尿病などですが原因不明なこともあります。

顔面神経麻痺は、原因不明で突然発症する「ベル麻痺」が全体の約6割を占めています。

次いで多いのは「ラムゼイ・ハント症候群」による麻痺で、全体の15%ほどにあたります。

これに側頭骨骨折による顔面神経麻痺を加えた3疾患で、顔面神経麻痺全体の80%を占めています。

ベル麻痺では、男女差はなくどの年齢にも発症しますが、40歳代に最も多く10歳以下は少なくなっています。

【顔面神経麻痺の症状】

・口元からよだれが出たり、飲んだものや食べたものがこぼれる。

・頬の中に食べ物が溜まる。

・口角から空気が漏れてしゃべりにくくなる。

・目を閉じようとしても完全に閉じず、白目になったり涙が出たりする。

・舌の前2/3に味覚がない。 などの以上のような症状が現れます。

【治療】

・理学療法などの保存療法

・鍼灸治療 後遺症が残る前に早めの治療『3ヶ月まで』が必要になってきます。

【予防】

目と口が無意識に一緒に動いてしまう後遺症を予防するために、

顔面の動きが戻り始めた時には、しゃべる時、食事をする時、目を大きく開くように気をつける。

目を閉じる時には、意識をして口を動かさないようにします。

リハビリは、目なら目だけ、口なら口だけをマッサージしたり動かしたりします。

また、わからないことがあれば気軽に相談してくださいね!!